◆アビスレイク3F 狩場の概要

竜型モンスターの巣窟『アビスレイク』。 ベインスパッチを迎えた現在、レアにカードに夢のある狩場になっています。
属性服の持ち替え、ノックバック対処、HL以外の共闘手段が必要となるほか、『ハイドラランサー』との戦いもあるため、
LKさんとのペアでは『GH騎士団』の上級版ともいえるような“単体狩りの醍醐味”をあじわうことのできる素敵な狩場です。

スナイパーさんとのペアでは、消費SPと所持重量の問題から適度なトレインも必要になりますが、
属性の異なる&ノックバックスキルを持つアビスの竜をまとめるにはそれなりの対応が必要になるので、これも支援のがんばりどころ。
LKさんペア&スナイパーさんペア共に工夫をできる箇所はいつもあるので、はりきって細やかな連携にチャレンジしたいですよね。

時間沸き主体のマップなのが玉に瑕だけれど、狩場の空いている時間帯なら、とてもたのしい狩場だと思います。
【2009/02/24】の配置変更によって、モンスターの殆どが即沸きに。 ボウリングバッシュによるペア狩りについては、こちらです。


◆共闘手段と、ターゲット移し。

LKさんとの単体狩りにおいて、大切なポイントになるのが共闘の取り方です。
……というのも、聖オシドスはHLが効かないため他の共闘手段を考える必要がありますし、よりスムーズな共闘が出来たなら、
他の支援(特にLAによる処理促進)に割く時間も増えるため、プリーストとして腕の見せ所と言えるのではないしょうか。

一般的に、聖オシドスへの共闘手段は『インベナム』か『石投げ』によるものが適しているとされています。
聖オシドスのターゲットをとらずに共闘できるだけではなく、スキルディレイが存在せず、さらに射程があるため、
『インベナム』と『石投げ』は、多くのプリーストさんに愛用される共闘手段として定番になっていますっ。

実際にわたしも、与ダメージが少なめのLKさん(転生前の騎士さんにも。)には上記どちらかを使って共闘をとっています。
ただ……『インベナム』や『石投げ』は、あくまでもスキルであるため……LAのディレイ中には使用することが出来ません。
いくら素早く共闘が取れるといっても……『インベナム』や『石投げ』では、LAと“同時に”共闘をとることは不可能なんです。

そのデメリットを避けるため、わたしが用いている共闘手段が『杖殴り』。 相手によって『杖殴り』メインもあったり(笑)。
もちろんターゲットはこちら移るけれど『Dex型Agi支援』なら回避もできますし、Flee次第では前衛さん以下の被ダメである事も。
また懸念材料のスタン攻撃ですが……そもそも処理直前に聖オシドスを叩けば、もし詠唱されても発動しないまま狩られるでしょう。
(※もし間違えて&何かの目的で早めに叩いた場合でも、あれだけの長詠唱なので、簡単にセルフリカバリーすることが出来ます。)

『杖殴り』の1番の利点は、LAのディレイ中にも行なうことができるため、まったく時間を消費せずに共闘がとれることです。
他のステータス型では決してお勧めできることではありませんが、こういった行動をできるのも『Dex型Agi支援』の特長でしょうか。
インベナムよりも射程が短いので、“しっかり聖オシドスの傍に移動してから叩く”ことを意識するといい感じです。
オシドスの座標ずれで叩けないことや、MBに巻き込まれて共闘がおくれることもあるので、それだけには気をつけてくださいね。

また、こういった共闘事情から“LKさんより前に居るモンスターを釣ってしまう”ことも多々あると思います。
LKさんからのカットが期待できないときには『ハイディング』を使って、ターゲットをスムーズに渡しましょう。
注意点としてオシドスからの攻撃は『ダメージ遅延』が起こるので、回避時や距離のあるときに隠れなければハイド出来ません。
そして、ハイド成功後もオシドスのターゲットは暫く残ったままなので、一呼吸おいてハイドを解除しないとまた狙われてしまいます。
とにかくきちんと余裕をもった使用と解除が大切。 時には『SWで抱えてLKさんにヒール、落ち着いたらSW上でハイドする』など、
他のスキルも組み合わせた、確実なターゲット移しをおこなうことがスムーズな狩りの秘訣です。


◆緑ペロス&赤ペロスの対処について。

ペロスの厄介さは、なんといってもそのノックバック攻撃ですよね。
LKさんとペアをする場合はまず、そのLKさんが“壁を背負うこと”をどれだけ意識するか、見極める必要があります。
壁を背負わないで処理するタイプなら、まずニューマで敵のスピアスタブを防ぎ『共闘(主にHL)→LA』とつなげます。
(※緑ペロス単体の場合は、弾かれても支障が少ない&処理が早いので、間に合わなさそうなら共闘+LAが優先ですね。)

壁を背負うタイプのLKさんには『共闘のHLがターゲットカットになってしまう』可能性があるので、一呼吸ずらして共闘を。
オシドス処理中のペロス追加のような場合には、とりあえずニューマを置いてスピアスタブの予防策をとりますが、
当然LKさんの使うスピアスタブやスピアブーメランも妨げることになりますので、やはり『後ろニューマ』で設置するのが一番です。

オシドスや緑ペロスが『レイドAI』なのに対して、赤ペロスだけは『ライドAI』なので、すれ違うことでもターゲットを移せます。
また、ペロスは回避しやすいモンスターでもあるので、『Dex型Agi支援』の場合わざと抱えたままLKさんに処理してもらったほうが、
ハイドや通常攻撃でターゲット管理をするより、手早く安全な場合があります。
ペロスをLKさん側に移して利点があるのは、あくまで範囲攻撃による処理を進めるときだけです。 臨機応変に対処しましょう。
スピアスタブがSWを貫通してノックバックを仕掛けてくることに注意。 強さの割には、事故原因になりやすいモンスターです。


◆青オシドスの対処について。

Atkだけみれば聖オシドスより弱い青オシドスですが、LKさんのほとんどは『火服固定』で狩りをするので、
LKさんが青オシドスの風属性攻撃を受けると、アスムの上から2000近くのダメージを受けてしまいます。
一部で有効といわれているLDは、実はそれほど効果があるわけではないので(処理が早いので、あまり沈黙後の恩恵がありません。)、
ダメージは仕方のないものとして対処していくことになります。 青オシドス自体にはノックバックスキルがないので、
青オシドスだけが2〜3体見えたら、『サンクチュアリ』でヒールの消費を緩和することも有効な支援のひとつです。

もっとも対処に困るのがMH時の青オシドスで、処理中に『ホールドウェブ』を使われてしまうと、的確な処理が妨げられます。
『ホールドウェブ』に縛られる前にLDで沈黙させてしまえると、その後の処理がとても安心になるので、一度はチャレンジを。
どうしてもよくない位置で縛られてしまったら、青オシドスを“攻撃射程外に弾く→HLやスピアブーメランで攻撃”することで、
その場からテレポートさせてしまうことができます。 LKさん側と協力してこの判断ができるようになると、MH時にとっても便利。

余談になりますが、青オシドスに対しては『風服を着たプリースト』がターゲットを抱えてしまえば、被ダメージを減らせます。
単体処理のときは積極的に服を着替えて、『杖殴り』の共闘といっしょに抱えきってしまうのも有効な対策です。
(※LKさんのなかには前衛意識がつよく、とにかく丁寧にターゲットを取ってくれてしまう人もいるので、その場合は不向きかも。)

ちなみに、『ホールドウェブ』は“テレポートを使用して、ウィンドウをキャンセルすること”で、解除することが出来ます。
テレポートウィンドウを出すと支援が一時的に出来なくなるので考え物ですが、どうしても解除したい場合には、これで対処します。


◆ハイドラランサーの対処について。

さて、いよいよ『アビス3F』の醍醐味、ハイドラ戦についてのお話ですっ(笑)。
このハイドラランサーは、下級MVPよりも高いステータスに加えて『爆裂』持ち、そして射程3と非常に手ごわいモンスター。

それでもMVP戦のような楽しさを味わうには『50分沸き/3体』と機会に恵まれやすく、レアも豊富に持っています。
狩りへの緊張感やレアドロップの嬉しさも含めて(笑)、『アビス3F』に行くなら是非狩っておきたいモンスターです。


こちらも【2009/02/24】の配置変更によって、3体のうち1体がなんと即湧きになってしまいました。
即湧き化に伴い、レアの価値も下がり……旨味らしい旨味はなくなってしまったけれど、それでもハイドラ戦は『アビス3F』の醍醐味。
MVP狩りの練習にももってこいのモンスターだと思うので、狩ったことがない人は一度は挑戦してみてくださいねっ。

まず、発見をしたら周囲の通常モンスターをできるだけお掃除しておきます。 これが不十分だと取り巻きに通常モンスターが紛れ、
取り巻きを抱えるときに大きな負担がかかってしまいます。 ハイドラの取り巻きは通常4体なので、これを目安にしておきます。
(※現在の『アビス3F』では横沸きが非常に多いので、まだ狩りなれないうちは中央通路での交戦が望ましいかもしれません。)

また、取り巻きがはぐれている場合は、ハイドラが取り巻きをしっかりと呼び戻すまで分離を待つ必要があります。
できれば取り巻きのコーリングを確認してから踏み込みたいけれど、もし数が少ないとおもったらサークルトレインやSW待機を。
取り巻きがコーリングされてからLKさんのところへ戻る時、『アンティペインメント』を使えるとより安全です。

無事に取り巻きを全員つれてLKさんとすれ違ったら、まず『フロントサンク』を展開します。
このとき、ハイドラの射程が『3』であることを意識して、通常よりもサンクの位置を手前に(ハイドラに近づけて)おきましょう。
具体的にいうと、ハイドラとすれ違ったLKさんの真後ろのセルにサンクを敷けば、ちょうど良い展開になるでしょう。

自分と相手にサンクが掛かったのを確認したら、次は『ハイドラ本体から1セル空いた場所』にSWを設置します。
こうすることでハイドラの使うソニックブロウの発動を防いで、SWの切れ目も比較的安全にすることができます。
ここまで成功したら、そろそろLKさんにも攻撃できる体勢が整っているはずなので、忘れずにアスペを使用しましょう。

取り巻きを抱えるうえでもっとも大切なのはサンクをたやさないことなので、慣れないうちは重ね置きなくらいで構いません。
サンクを重ねておくと、1枚目が消えた場合に色が薄くなるので時間が計りやすく、他の支援に集中することができます。
また、LKさんと支援の位置が近すぎる場合は、余裕の出来たこの頃に、座標ずれに気をつけながら1セルずつサンクの端へ移動します。

こんな感じになれば安定ですよねっ。
ハイドラ爆裂後は、これまでの戦いで憶えた『SWの消える時間』をたよりに、消えそうな時間になったらLKさんの足元へSW連打っ。
SWが発動したら、サンクの更新や減っているHPの回復、余裕があればLAをおりまぜて、またSW……と、繰り返します。
(※SW渡りができるのなら、それが1番効率のいい狩り方になりますが……LKさんが不慣れなようなら、上記が安心です。)

問題になるのは、ハイドラ処理中に追加が沸いた場合。 支援側に追加がきたら、属性服は追加にきちんとあわせておきましょう。
聖オシドスのスタン、青オシドスのホールドウェブ、緑&赤ペロスのノックバックと厄介なものばかりなので、
追加を確認し次第、いつもよりも特にサンクとSWの使用を増やして、最悪のトラブルに備えることが大切です。
特にペロスのノックバックはかなり厳しく、SWの更新が出来なくなる場合もあるので、そうなる前にLKさんへSWを並べておきます。
まったく支援が届かなくなるような場所に飛ばされたら、アンティや回復剤を用いてむりやり戻る方法もあるけれど……。
反対に、アンティや回復剤の使用に自信がないなら、一度LKさんにハイドラを置いてきてもらって仕切り直す方が安全そうです。

LKさんのタイプとしては、『ゲイボルグ+ピアース』が位置調整(&SW渡り)にとって易しく、盾なしなので防御力に不安が残り、
『錐+盾+ボウリングバッシュ』が力押しと処理速度に優れる反面、位置調整やガーターに不安を残しているという印象があります。
支援からみれば一長一短といえるので、それぞれのLKさんが安心して狩れるよう、調整をしていきたいところですね。


◆稿のおわりに。

『単体狩り』という一見簡単そうな支援だけれど、1体1体の処理にも、トレイン狩りとはまた違った難しさがあります。
たった少しの差でLAが無駄になってしまったり、たった少しの差を切り詰めることで、支援をより綺麗にまわせるようになったり。
共闘の方法ひとつをとりあげても、インベナムにHL、そして杖殴りと、状況次第ではもっと様々な良い方法が考えられます。
そういった考える楽しみ、判断する難しさのある狩り。 わたしは単体狩りも、充分にたのしい支援だと思っています。

『単体狩り』と『ハイドラ:少数の取り巻き』という環境は、わたしのような『Dex型Agi支援』にとって、とてもありがたいものです。
“ヒール量が最も大切”とされているLKさんの支援を、Agi型ならではの切り口から効率的にしていくというのも楽しいですよね。

防御のために用意するものだけでも、セルフリカバリーから、混乱対策のキュア、沈黙対策の緑p、ターゲット移しのハイディング。
モンスターにあわせた属性服の選択に、緊急時の回復剤、ノックバック対策のアンティペインメント、SP管理のスクワット。
これだけ必要にされる狩場も、そうありませんよね。 それに加えてMVP戦の練習まで出来るのだから、言うことなしです(笑)。
突き詰めれば突き詰めるだけたのしい狩場。 見ているひとに綺麗と感じてもらえるような狩りができるようになったら、嬉しいですよね。


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