◆『Dex型Agi支援プリースト』の装備考察。

『Dex型Agi支援』は低Intであることを除けば、様々な特長をあわせもつバランス志向のステータスです。
ですので、他の型に比べて幅広い装備品を使いこなせるばかりか、物によっては更に性能を引き出すことも出来るでしょう。
これは『Dex型Agi支援』の大きな利点で、また裏を返せば、色々な装備を使い分ける必要があるということでもあります。
装備を上手に使いこなすことも、大事なプレイヤースキルのひとつですよね。
狩りをはじめる前から、自分によりよい環境を作っておければ、支援もおのずと良いものになっていきます。


≪杖/鈍器≫


【Dexバイタルサバイバルロッド】
一般的なプリーストの最適解といわれる杖です。『Dex型Agi支援』のFleeが役に立たない狩場では、
やはりこの杖が1番の選択肢にあがります。 いちばん無難な杖でもあるので、手に入れておいて損はありません。
ちなみに『Dex型Agi支援』にとって“杖を用いたInt調整”は、往々にして選択の幅を狭めてしまいます。
『Dex型Agi支援』には“杖の装備変更”や“杖の持ち替え”も、大事なメリットのひとつなのですから。

『名も無き島』パッチで実装された『治癒の杖』『スタッフオブカーシング』の台頭により、以前ほどの汎用性は失われましたが、
最大HP補強の面でこれ以上の杖はなく、また前述の2本と違って無属性であるため、殴り共闘を行なう際の利便性に優れます。
唯一のデメリットは……最大HPの補強がメイン効果となるので、杖の持ち替えには不向きなところでしょうか。
『治癒の杖』の持ち替えが非常に優秀な効果を発揮するだけに、このデメリットは大きいかもしれません。


【クワドロプルスピリットロッド】
オットーc4枚挿。通称『オットー杖』。
Flee+12/Hit+40/不死悪魔へのCri+36と、『Dex型Agi支援』にとって神器のような性能をもつ杖です。
Flee増加量が他の杖にくらべて断然多いのはもちろん、殴り共闘も多用するわたしたちにとってHitの増加は嬉しいものです。
さらに古城でよく戦うことになる『彷徨う者』にも、Hit/Criあわせて殴りをあてやすくなったり、すべてが活かせます。
何気にアコセットのひとつなので、アコセットを利用するときにも、そのまま使用することができます。

『治癒の杖』『スタッフオブカーシング』との持ち替えにも馴染みやすく、『Dex型Agi支援』のベーシックとなる杖でしょう。


【クワドロプルデクストロースロッド】
Dex+4/Hit+12の効果をもつ杖です。ドロップスc挿。
Dexサバイバルロッドで作らないのは『オットー杖』との持ち替えの時に、便利な為。
後方支援で立ち回る場合は、この杖を持っていて、モンスターに絡まれたら『オットー杖』に持ちかえると便利です。
杖の持ち替えは、『イミュン ⇔ モッキング』のように失敗時のマイナスが少ないことも便利ですね。


【クワドロプルラッキロッド】
Luk+4/Cri+4/完全回避+4の効果を持つ杖です。ルナティックc挿。
転生前なら、Job補正とあわせて完全回避がもうひとつ繰り上がります。
主にトレインをして多数のモンスターを抱える場合に『オットー杖』と持ち替える杖ですが、
『Dex型Agi支援』には出来ることなら『肩装備の付け替え』もあるので、わたし個人はここまで手が回りません(笑)。
フェンアクセさえも付け替えて、ヨヨアクセで完全回避を稼ぐような支援さんなら、使いこなせると思います。

……とはいえ、現在では『治癒の杖』や『スタッフオブカーシング』が存在するため、防御杖としてはこちらの方が優秀ですね。


【グランドクロス】
アンデッドモンスターを攻撃時SP1回復&撃破時SP3回復/攻撃時にオートスペルで『TU』Lv3発動。
という効果を持つ鈍器で『Dex型Agi支援』には、意外と使える鈍器です。
ASはスキルディレイ中でもしっかり発動するので、ゾンビスローターにTUした上で更に叩きつけたり(笑)、
アンデットモンスター中心の狩場では、数少ない“支援の打撃武器”としてたのしい性能をもっています。

注意点は、バグのせいで『TU』を習得していないとAS効果が発動しなくなっていること(※解消しました。)ですが、
パッシブ打撃職とのペアで不死狩場(というか、名も無き島?)へ行くときには、追加火力の切り札になってくれるかもしれません。
某くじの影響でだいぶ値下がりしているので、手にしてみるのも良いと思います。


【治癒の杖】
精錬値によってヒール/サンクチュアリの回復量を増加させる杖。メディタティオとは乗算。聖属性。
回復量増加の割合は、精錬値+1毎に1.5%で、小数点以下切り捨て。 つまり、過剰精錬を目指すなら偶数の値がおすすめです。
『Dex型Agi支援』としては、Fleeがまったく役に立たない狩場&環境(タナトス上層など)でメインの杖として使用するか、
ヒール連打が求められるときのみ持ち替えをして使用するか、主な用途はこの二択になると思われます。

ヒール/サンクチュアリの回復量増加は、バイタルロッドやラッキロッド以上の防御性能を持っている上、
『Dex型Agi支援』が苦手とする前衛トレイン狩りの(ヒール量による)不利を補うことも出来るので、かなり使いどころのある杖です。
特に『オットー杖』との持ち替えを自分のものに出来れば、『Dex型Agi支援』として、より隙のない支援が出来るようになるでしょう。

聖属性の杖なので、『アビスレイク』や『タナトス上層』で使用する時には相手の属性に要注意。
ここでもやはり、杖の持ち替えが出来るかどうかで『治癒の杖』の使い勝手が変わってくると思います。


【スタッフオブカーシング】
Matk+20%/Int+1/Dex+1/物理攻撃を受けた際、全画面のモンスターに状態異常『呪い』をかける杖。スロット2。
状態異常『呪い』の有効度は今更言うまでもないことですが、特筆すべきはその効果範囲です。
全画面のモンスターに呪いをかけるということは、まだこちらに気付いていないモンスターや後衛を狙っているモンスターをも、
呪い状態にすることが出来る、という意味です。 この特性をもった装備は、現在のところこの杖のみと言えるでしょう。

つまりこれは……呪いによるAtk低下はもちろん、『モンスター追加』への抑止力まで備わっている、非常に優秀な防御杖です。
精錬値がいくつであっても発動率は大きく変わりませんが、何にせよ一度の発動で全体への判定があるわけですから、
既存の状態異常服よりも、格段に高い『呪い』発生率を体感することが出来るはずです。
この『呪い』効果を体感するだけなら+5でも充分なので、多数を抱えたい支援さんは、一度この杖を試してみることをお勧めします。

ひとつだけ注意しておきたいのが、トレイン中にモンスターが呪いにかかること。
こうなってしまうとその場でトレインを止めざるを得ない場面も出てきてしまうので、徹底したキリエか杖の持ち替えで対策を。

そして、この『スタッフオブカーシング』の真価が発揮されるのは、精錬値+9以上のとき。
精錬値+9以上であれば、上記の効果に加え、さらに『Matk+3%/最大SP+300』の特殊効果が追加されます。
注目はもちろん『最大SP+300』。 これは、頭装備の補正でもなかなか得ることの出来ないきわめて大きな数字なので、
Int控えめの育成を余儀なくされる『Dex型Agi支援』にとって、一度使えば手放せない『SP装備』になってくれるはずです。
高いMatk補正も、HLで確殺調整をする場面で役立つかもしれませんし、あって損をするものでもないですよね。

ただし、唯一の欠点として「杖の属性が不死であること」が挙げられます。 不死属性の『スタッフオブカーシング』では、
闇属性のモンスターも不死属性のモンスターも殴れなくなってしまうので、これには杖の持ち替えで対処したいところです。
(※ごくごく限られた場面でしか杖で殴る必要がないのなら、アスペで聖属性付与するのも方法のうちですが……。)

2つあるカードスロットには、わたしの場合『オットーc』を挿しています。 各々にとって一番汎用性のあるカードを挿したいですね。


【魔法の定石】
Matk+20%/Int+3/SP回復力+5%の特殊効果を持つ本。スロット2。
『魔王モロク』パッチで実装された本で、プリーストが使用できる武器としては初めてSP回復力の増加効果を見込める装備です。
元のSP回復力次第では、前述の『+9スタッフオブカーシング』と同等もしくはそれ以上のSP補強になりえるのが好印象。

現在(2008/09/19)の相場で10数Mの値が付けられる『+9SoC』に比べ『魔法の定石』は数百kで手に入るので、
入手難度が低い点も強みのひとつと言うことができるでしょう。 未転生が装備できる点も、価格と相まって敷居を低くしていますよね。

もちろんSP補強装備としての『スタッフオブカーシング』の強みは、最大SPそのものが増加するという点にあるため、
一概に『魔法の定石』があれば、SP補強装備としての『スタッフオブカーシング』が必要ないとは言いきれないでしょう。
SP補強装備としてただ比べるよりも、『魔法の定石』の強み……Int補正が高い点、無属性である点に注目したいところ。

『ノーグ2F』『ゲフェニア』等、不死属性では叩けないモンスターが存在し、尚且つメンタルブレイクを仕掛けられる狩場であれば、
『魔法の定石』の強みを存分に発揮できると思います。 とにもかくにも、コストパフォーマンスに優れた一品です。 要シミュレート。


【ディバインクロス】
らぐな自体のバグにより、肝心の効果未実装のため、未稿扱いにっ。
(※……だけど、効果が来たとしても……両手杖な以上、あんまり役に立たないんじゃないかなあと思っていたり(笑)。)


≪盾≫


【バックラー】
Def4。プリーストの盾の基本です。あたらしいスロット付き盾が続々実装されていますが、あいかわらず便利な盾です。
流通量が多めなので高精錬のものにも手が届きやすかったり、他の盾に比べて重量が軽かったり。
SWやサンクのための青ジェム、危ないときの回復剤……重量はなにかと大切です。
特にこだわりがない限りは、持ち替えにも便利ですし、これで揃えていくのがベターな選択だと思います。


【ストーンバックラー】
Def3。大型モンスターに対しては、盾自体に5%の軽減効果がついています。
大型モンスターへの耐性は魅力的ですが、基本Defの低さ、流通価格から過精錬がそれなりに難しく、性能を引き出すのは大変です。
そのうえ重量が150と重く、低STRのプリーストとしてはかなりの圧迫を強いられます。
高精錬の『オーディンの祝福』『マグニキャップ』などをあらかじめ持っているなら使いどころはあるかもしれませんが、
基本的にプリーストにはお勧めできない装備です。 剣士系のメインキャラが居るなら、考えても……というレベルですね。
(※大型耐性+5%は竜盾やアリス盾にとって、相性ばっちりなのだけど……それを覆すくらい、重量問題は致命的だと思います。)

……と、わたしは考えていたのですが……昨今の『トール火山』や『次元の狭間』に代表されるような高Atk狩場において、
『ストーンバックラー』及び『マグニセット』の効果は極めて素晴らしいものでした。 そのため、ステータスをStrに割いてでも、
これら『マグニセット』を使用するという事は……充分にあり得る選択肢だと思っています。(=重量を耐久力に変換する考え方。)

『マグニセット』の総重量500は確かに致命的だけれど、目的を持って使いこなしていくのならば、とても役立つ装備ですよね。


【オルレアンサーバー/ソーンシールド】
Def5。Mdef+2/重量100/転生全職が装備可能。 似通った性能をもつ『名も無き島』パッチ実装の新装備です。
ともに『オルレアンの手袋』や『野牛の角』と併せることで特殊効果を発揮する盾ですが、ここでは敢えてセット効果は考えません。
(※現在、このセット効果アクセの流通価格は非常に高く、狙って使うには敷居が高すぎるため。)

利点はバックラーを装備できない後衛職との共有、そして基本Defの高さでしょうか。
ただし……重量はお世辞にも軽いとはいえないので、後衛職との共有だけを求めるのなら、過剰精錬ガードとの価格/性能比較もお忘れなく。
ガードにとって『重量30』という軽さは、大きな利点です。 新装備を過剰精錬する難しさを考えれば、まだまだ悩ましい選択肢ですよね。

ちなみに、『オルレアンサーバー』の魔法反射は……それなりに発動するのだけど、はっきりいってあまり役に立ちません。
むしろLAを潰すことも多いので、もしかしたら邪魔になってしまうことの方が多そう、ですね(笑)。


【ヴァルキリーシールド】
Def3。水/火/闇/不死属性のダメージを20%も軽減します。そして、スロット付き。
新実装装備のなかでは珍しい軽めの重量にくわえて申し分ない追加効果ですが、とにかく価格が高く、過剰無しでも手が届きづらい盾。
とはいえ、属性耐性/Mdef+5は少し考えただけでも役立つ狩場が多いので、良く考えてカードを挿していきたいものです。
唯一の欠点は、過剰精錬の難しさ。 時としてこの過剰精錬の難しさが玉に瑕となる場合があるので、Def問題だけには注意を。
まだまだたくさん貯金しないと、と思わせてくれる盾ですね(笑)。


≪肩にかけるもの≫


【イミュン外套】
回避のできる『Dex型Agi支援』であっても、イミュン外套は極めて優秀な防具です。
いくら回避できるからといっても、イミュン外套を脱いでしまえば、結局受けるダメージ量は膨らんでしまいます。
基本的には選択の余地がないほど素晴らしい防具なので、どんな防具よりも最初に手に入れておきたいところです。
……ただひとつ、属性攻撃のダメージを軽減できないことだけは、忘れないで居てください。


【モッキング(またはハイレベル)外套】
Flee+20(ハイレベルの場合は、更にAgi+2)の効果を持つ外套です。
Agi型にとっては本当に嬉しい効果なのですが、本当に危険な場面、Fleeは囲まれ減少で抑えられてしまうので、
プリーストがイミュンを脱いでまでFleeを増加させる意味合いは、あまりないと思います。

それでも、イミュンには『キリエの耐久力に効果が影響しない』『属性攻撃を緩和できない』という弱点もあるので、
後方支援で3体以上抱えることのない狩場や、亀島Dなどノンアクティブ主体で抱える数を調整しやすい狩場では、
イミュンの代わりにモッキングを着ていくことが、例外的に選択肢のうちに入ると思います。

ちなみに、トレインはキリエとモッキング、抱えるのはアスムとイミュン……といった風に付け替えを完璧にこなせば、
最大限装備の効果を引き出すことが出来るようになりますが、付け替えを失敗したときのリスクはとても大きいので、
腕に自信のない方は、イミュン固定にしておきましょう。 わたしは、事故が怖いのでイミュン固定です(笑)。


【ローレベル外套】
カヴァク=イカルスc挿。精錬値4以下で、Flee+20/完全回避+1の効果を持つ外套です。
運用方法はモッキングと同じですが、その仕様から『スキンオブベントス』と相性が良くお勧めです。
ただ、今までに過剰精錬の『モッキング』を使っているのなら、Defを重視したほうが『キリエ』は長持ちします。
例外的に生体2F/GD2-3Fといった念属性攻撃の怖い狩場なら、『モッキング』より気軽に使えると思います。


【エキストラハイレベル外套】
オークベビーc挿。精錬値9以上で、Flee+15/無属性攻撃15%軽減の効果を持つ外套です。
一見すると『Dex型Agi支援』のためにあるような外套に見えますが、わたしにはとても微妙な効果に思えます。
結局、基本の『イミュン』『モッキング』と比べて5%の劣化があり、それだけでFlee増加の嬉しさも霞んでしまいます。

単体処理や後方支援の時に『モッキング』の代わりとすることや、複数抱えていてもまだ10-20%くらい避けられる場合には、
たしかにとても優秀な外套ではありますが……この外套がとても高価な装備品になることは簡単に想像できます。
これを買えるくらいのzenyがあるなら、『ヴァルキリーマント』を買うほうが色々な意味でいいと思います。
(『+9エキストラハイレベルヴァルキリーマント』……とかは、考えても仕方がないと思います(笑)。)


【ウールスカーフ】
Def3/Mdef+4。転生全職が装備可能。 『タイダルシューズ』と共に装備すると、最大HP+10%/HP回復力+5%。
誰がどう見てもセット効果の『最大HP+10%』が極めて強力で、Def/Mdefともに申し分ない、とっても優等生な外套です。
欠点らしい欠点もないのですが、あえて贅沢を言うなら『ヴァルキリーマント』や『ドラゴンブレス』を装備できなくなることが、
唯一の気掛かりと言えるでしょうか。 とはいえ……資産とこだわりがない場合、とにかくこれを装備していればまず問題ありません。


【ヴァーリのマント】
Def4。これひとつではイミュンの劣化版ですが、『オーディンの祝福』『ヴィダルのブーツ』と一緒に装備することで、
Vit+5、HP/SP回復速度10%向上のセット効果を得られます。

Int控えめの『Dex型Agi支援』にとって、このセット効果は嬉しいものです。
加えて『ヴィダルのブーツ』は単品でも高性能なので、状況次第でイミュン外套よりも効果を発揮するかもしれません。
マフラーに比べて基礎Defが高いのもポイントの高いところです。


【ファルコンローブ】
Def3。Flee+15/完全回避+5。
意見の分かれるところですが、わたしの主観では(念属性攻撃のある狩場を除いて)モッキング外套の劣化版です。
これも『オーディンの祝福』『フレイシューズ』と一緒に装備することで、Agi+3、MHP/MSP+5%の効果が得られます。
このセット効果を意識するなら、Flee+18/完全回避+5と、モッキング外套を上回るのですが……。

というのも『フレイシューズ』は単品の性能があまりよくなく、効果も『ファルコンローブ』の有利と矛盾しているので、
あまりお勧めできるセット効果ではありません。 『ファルコンローブ』をどうしても使いたいなら、単品での使用が1番でしょうか。


【ヴァルキリーマント】
Def3。アコライト系職業が装備すると、完全回避5+(精錬値*2)の増加。スロット付きです。
どんな型にも便利な効果ですが、Fleeのある型の場合“完全回避した敵からは囲まれ判定が消える”という仕様があるため、
さまざまな型のなかでも抜群に『ヴァルキリーマント』との相性の良さを発揮しています。

支援としてはどうしても手に入れたい外套ですが、サーバーによっては非常に高価で、それがネックとなっています。
挿すカードは、やはりイミュンのレイドリックcでしょうね。 耐久用外套としては極めて優秀です。


【スキンオブベントス】
Def2。Mdef+2/最大HP+200/Flee+10。『魔王モロク』で実装された外套で、スロット付き。 ノービス以外全職装備可能。
わたしの活動するChaosでは、現在(2008/09/20)の相場で最安値14Mが記録されており(前述の『ヴァルキリーマント』は56M)、
『ヴァルキリーマント』との純粋な比較は決して出来ないものの、費用対効果の面ではかなり優れたものを持っています。

わたしたち『Dex型Agi支援』にとっては、従来のFlee外套(+20)でも95%回避を振り切る事は少ないはずですので、
やはり『カヴァク=イカルスc』や『ウィスパーc』を挿すのがお勧めです。
他職Agi職さんの間では『オークベビーc』挿しも流行っているようだけれど、それはFleeに余裕のある設計だからこそであり、
『Dex型Agi支援』のようにFlee抑え気味の場合は、Flee特化にするのが一番でしょう。 キリエに“カード軽減”は無意味ですしね。

例外は『レイドリックc』を挿して、イミュン外套として活用する場合。
これは主に『ヴァルキリーマント』を使えない場合の選択肢ですが、価格の手ごろさ、補正の優秀さから、悪くない選択肢かもしれません。
この場合の比較対象は、おそらく過剰精錬をした『ウルスカーフ』になるはず。 Def差/最大HP差を考えて選択してみてください。


≪服≫


【セイントローブ】
Def6/Mdef+5。アコライト系が装備できる、もっともポピュラーでバランスの取れた服。
特にこだわりのない場合は、各種属性服は『セイントローブ』で作るのがおすすめです。
ただ、服は付け替えをする機会も多い箇所なので、あまり重要でない服を『セイントローブ』で作るのはやめておきましょう。


【シルクローブ】
Def3/Mdef+10。物理防御は他の服に見劣りしてしまいますが、非常に優秀なMdef補正をもっています。
物理よりも魔法の痛い狩場で使う属性服は、シルクローブで作ると思った以上にダメージが減ります。
価格が安いのも嬉しいところで、Defの低さを補うために高精錬を買うのもいいですね。
『修道院3F』のネクロマンサーなど、魔法攻撃が強力なモンスターも段々ポピュラーになってきたので、活躍の場が増えそうです。


【オーディンの祝福】
Def6。防御力だけでみれば及第点で、ラヘル実装装備の『各種セット効果』もこの服が軸になっているのですが……。
何といっても、重量250という大きな欠点を抱えています。250という重さは、およそ『セイントローブ』4着分です。
当然これを何着も持って狩りには行かれないので、基本的に付け替えには不向きです。
『ヴァーリのマント』や『ウルキャップ』とのセット効果は優秀なので、しっかりと目的をもって利用する服です。
ちなみに、ノービス以外全職業が装備できるので、あらかじめ別キャラと兼用できるといいかもしれません。


【オルレアンの制服】
Def2。詠唱時間+15%/絶対に詠唱妨害されない。転生全職が装備可能。
フェン系アクセを常時装備することと比較すれば『-10%の詠唱時間短縮』が見込めて、なおかつアクセサリ欄もひとつ空くのですが、
試しに『オルレアンの制服』と『セイントローブ』を比べて性能を比較すると、『実Def-4/Mdef-5』という良くない結果が出てきます。

これはつまり、空いたアクセサリ欄に『セイフティリング』を装備しても補えきれない大きな差であり、
せっかくの詠唱時間の短縮もアクセサリ欄の自由も、この差の前には魅力が半減してしまうと考えています。

もちろん『ヴェスパーコア3』など、Defだけでは賄えない利点をもったアクセサリと併用するなら、この限りではないのだけど……。
「フェン常時の狩場ならオルレアン制服」と短絡的に決め付ける装備ではなく、これはしっかりと目的をもって“活かしていく”装備です。
メリットとデメリットを熟考した上で『オルレアンの制服』が役立つシチュエーションを考えていきましょう。


【ホーリーローブ】
Def7。Mdef+5/悪魔種族に対する耐性+15%/闇属性攻撃に耐性10%。
重量170という欠点を除けば『セイントローブ』を凌ぐ高Defに、悪魔種族への耐性を兼ね揃えた優秀な防具です。
スロット無しの場合では、活躍の場面をだいぶ限られてしまうものの、『魔王モロク』により実装されたスロットエンチャントにより、
名実ともに対悪魔種族における最高の防具となりました。 高価な防具ゆえに、挿すカードはとても迷えるところ。

そもそも、耐性というものは同種の耐性を重ねることでより高い効果を得ることが出来るようになります。
そのため『ホーリーローブ』の耐性は対悪魔種族の切り札になりうるはず。 貴重な“服の耐性”、積極的に活用していきたいですね。


【ディアボロスローブ】
Def+6。最大SP+150/Mdef+5/スキルディレイ10%減少/ヒールの効果量+6%/ディアボロスリングと併せて、Atk&Matk+3%。スロット付き。
現時点では最高レベルの性能を持つ逸品。 非常に高価かつ、持ち替えの多い服部門の装備のため、手が出ない装備のひとつ(笑)。
あまりに優秀な装備はかえって考察が難しいので、未稿扱いにしておきます。


【オブストーンウォール服】
ミネラルc挿。Atk-25/Def+3。スティールチョンチョンcの上位版となる汎用服ですが、
スティールチョンチョンcには風属性攻撃への耐性10%があります。
無属性鎧が重宝されると耳にする狩場は、生体2F/亀島D2F/Jupeというように風属性の攻撃がつらい場合が多く、
それを含めて考えると、『ミネラルc』の有効性には首をかしげてしまいます。 個人的にはお勧めできません。


【オブバイタルスイッチング服】
オブシディアンc挿。補正値を除いたDEX18毎にVIT+1。
『Dex型Agi支援』なら、“Vit+5の無属性服”という風に考えられます。
Vit+5では『ブパ/ペコペコ』よりも多い増加量を得ることは出来ませんが、その代わりに、
スタンを代表とする状態異常への耐性を上昇させることができます。 これは、見逃せない効果ですよね。
このカードの相場次第でもありますが、スタン攻撃の多い狩場では『プバ/ペコペコ』よりも役に立つはずです。


【スイフト服】
エリセルc挿。Flee+10/Def-5。Defのマイナスが苦しいけれど、
『モッキング』が(イミュンと比べて)20%のダメージ増加と引き換えに、Flee+20を得ていることを考えると、
Flee+10に対してDef-5というのは、なかなか優秀な効果です。
無属性服が有効で単体処理というとだいぶ狩場が狭まってしまいますが、その条件に当てはまるなら、
きっと、どの無属性服よりも優秀な効果を発揮してくれると思います。


【ガーディアン服】
クロックc挿。『ガーディアン服』にするものは、軽さとそこそこのDefがある服なら何でもOKです。
付け替えを前提とした服で、モンスターから叩かれると一定確率で『オートガードLv3』が発動します。
発動を確認したら、すぐに『ガーディアン服』以外に付け替えないと、せっかくの効果が消えてしまうので気をつけて下さい。

効果時間300秒、発動率は14%。心配の0.3秒硬直もスキルが不発するようなことはあまりありません。
『オートガード』のダメージ無効化は、物理攻撃ならたとえスキル攻撃にも発動するので、
より多くモンスターを抱えられるようにするには、とても便利な服です。あきらかにHPの減りも緩やかになります。

0.3秒によって足が止まるのは、攻撃を避けられずにダメージを受けた時だけなので、Agi型との相性も良いのだけれど……。
唯一の欠点は、1度トレイン中に硬直で動けなくなると、ヒットストップ以上に足を取られます。
そのまま叩かれて『オートガード』が何度も発動、座標ずれも起きやすくなってしまいます。

ですので、『ガーディアン服』を活用する時はキリエでトレイン&なるべく早めに足をとめて座標を確かめないと、
SWやサンクを使えなくなって余計に困ってしまいます。 いろいろな意味で、狩場を選ぶ服でしょうか。


≪靴≫


【シューズ】
Def2。少し前までは他の装備と同じように、アコライトのベターな装備選択だったのですが、
『ヴィダルのブーツ』の実装により、価値が相対的に下がっています。
ベリットcを挿す必要がなくなった今、シューズに挿すのはエギラcやソヒーcといった“SP強化系”でしょうか。
『ハイレベルシューズ』という選択もあるにはありますが、STRの関係ない支援プリーストには少しもったいないですよね。


【ヴィダルのブーツ】
Def4。スロットはありませんが、MHP/MSP+9%という効果を持っています。
『オーディンの祝福』『ヴァーリのマント』とのセット効果も良いものですが、単品としてもう充分な性能をもっています。
基本Defが高いので、+7精錬でも“+9精錬のシューズ”と同じくらいのDefを持ちます。
本当にいいところ尽くめなので、わたしも一押しの装備品です。 これから靴を用意するなら、ぜひ履いてみてくださいね。


【高級サンダル】
Def2。Mdef+10/重量20。 驚異的なMdefと軽さが大きな利点の、使い勝手の良い装備です。
近頃はやりの『修道院3F』でMdefが求められているように、『高級サンダル』のMdef+10が最適解となる狩場は増加傾向にあります。
価格もだいぶ手の出しやすいところまで値下げが進んでいるので、狩場を選べばどの靴よりも優秀になる可能性を秘めているはずです。
『ウール+タイダル』のセットを使わないのであれば、真っ先に候補に挙がる、注目株の装備です。


【タイダルシューズ】
Def3。水属性攻撃に対する耐性+5%。転生全職が装備可能。 『ウールスカーフ』と共に装備すると、最大HP+10%/HP回復力+5%。
基本の『シューズ』よりもDefが高く、セット効果は極めて高性能、転生さえすれば装備制限も緩い……と、非常に優秀な靴です。
転生後の靴と外套に迷ったら、とりあえずこのセットを揃えておけば問題ないというくらい、汎用性にも優れています。

ただし、外套には癖のつよい性能をもったものがたくさんあるので『ウールスカーフ』固定と決めつけるのは、少し惜しいですよね。
HP補強装備としては現時点でトップクラスの性能をもっているので、それを活かしていければ狩りも楽になるでしょう。


【ヴァルキリーシューズ】
Def4。アコライト系職業が装備すると、BaseLvの5倍、MHPを増加させます。スロット付き。

わたしはこれにマーターc(MHP+10%/Agi+1)を挿して愛用しています。 実は個人的にとてもお勧めしている一品です(笑)。
ヴァルキリーシューズのMHP増加は、カード補正の前に行われているようで、お互いに効果を高めあってくれます。
もちろん金オシドスcでも構わないのですが……それにしてしまうと『ハイレベルシューズ』と似通ってしまうので、敢えてマーターcを。
おまけのAgi+1もお気に入り、癖のつよい選択をした割にはあまり後悔していません。……ローレベル挿も、欲しいけれど(笑)。
特にSPを必要としない狩りでは、優秀な最大HP確保装備として活躍してくれています。 

近頃は『タイダルシューズ』の実装でHP装備としての座を失い、Mdefの重視で『高級サンダル』にも席を譲ることが多くなりましたが、
『ヴァルキリーマント』と併用するのであれば、依然として最高の最大HP補強靴。 まだまだ活躍の場面は多いと思われます。



≪アクセサリー≫


【オブアンダーアキャスト】
フェンc挿。詠唱速度+25%の代わりに、詠唱妨害をされなくなる支援の基本アクセサリーです。
キリエと長所が重なってしまう&詠唱増加のデメリットがつらいことから、転生前『Dex型Agi支援』なら敢えて外しても構いません。
Fleeとキリエをあわせれば楽々フェンなしでも詠唱が通るので、長所を活かして立ち回れます。

ハイプリーストになりアスムを使うようになると、どうしてもフェンを使わずには居られなくなります。
詠唱時間のデメリットはあきらめて、フェン固定にするほうが他の支援に集中できるため、個人的にはお勧めです。
背伸びするよりも余裕をもって支援したほうが、良い結果に繋がることもありますよね。


【ニンブルグローブ】
ゼロムc挿。Dex+4。他のステータスUP系のアクセサリーと比べても優秀な増加量で、
Dexカンストを前提とした『Dex型Agi支援』では、特に便利な万能アクセサリーです。
『KE-Asm』やSW、サンクチュアリといったスキルを積極的に使っていくなら、Dex+4は間接的な防御力UPに繋がると思います。


【ブローチオブフラッシュ】
ヨーヨーc挿。完全回避+5/Agi+2。支援プリーストの防御用アクセサリーとして有名な『オブフラッシュ』ですが、
『ヴァルキリーマント』と同じ理由でAgi型には相性ぴったり、更にヨーヨーcの副効果“Agi+1”も活かせて一石二鳥です。
完全回避はスキル攻撃に対して無効ですが、完全回避でFleeを回復させて、スキルを回避しやすくするのもひとつの方法です。


【スモールブックペンダント】
不死/悪魔種族からの攻撃耐性+2%、人間/魚貝/動物種族からの攻撃耐性+1%。スロット付き。
過去の期間限定クエストの報酬アイテムですが、現在かなり値下がりが続いており、安価で手に入れることができます。
『攻撃耐性』は囲まれ補正により減少することがないので、狩場によっては『セイフティリング』よりも優秀な防御アクセになります。
対応種族もいいところを押さえているので(笑)、特化アクセの割には汎用性に優れ、とても便利です。
『Dex型Agi支援』としてはブローチのAgi補正と悩むところではあるけれど、『スモールブックペンダント』の性能は本物なので、
一通りの防御アクセは『スモールブックペンダント』で作っておくと、後々便利かもしれません。


【ヴェスパーコア3】
Def1。Mdef+3/Agi+3/Flee+5。 『Dex型Agi支援』にとっては唯一無二の性能をもつ素晴らしいアクセサリです(笑)。
たしかに多数を抱える上では『オブフラッシュ』の方が優秀かもしれませんが、Flee+8をステータスポイントに換算してみれば、
このアクセサリの優秀さが伝わると思います。 また、単体処理がメインとなる狩場では、それこそ最高の選択になるでしょう。

唯一の難点は、価格の高さ。 何十Mとするアクセサリだけに、手を出せるかどうかは非常に難しいところです。
『ヴァルキリーマント』と並んで、高嶺の花といえるかもしれません(笑)。


【スピリチュアルリング】
Int+2/Dex+1。『クリップ/ロザリー/ロザリオ』のいずれかと装備した時、セット効果でSP回復力+9%。
さらにヒール系スキルで不死系モンスターに与えるダメージ+50%。マグヌスエクソシズムで与えるダメージ+30%。
『ディバインクロス』と共に装備した時、追加でDex+2/Matk+10%。 不死/悪魔モンスターへの耐性+10%。

主にMEプリーストの火力装備として有名なアクセサリですが、純支援としても見逃せないのはSP回復力+9%の方ですよね。
これはアクセサリとしては破格の補正値なので、SPが不足しがちな『Dex型Agi支援』にとって心強い補強となってくれるでしょう。
また、いわゆるヒールボムやサンクチュアリの攻撃ダメージが増加するのも嬉しいところ。 ME装備と括るのには惜しい性能です。

唯一のネックは、相場価格が高額であること。 支援にとっても優秀な装備ではあるけれど……簡単に手を出せる装備でもないので、
SP補強とヒールボムの強化にどれだけ価値を見出せるかがキーポイント。 『ディアボロスリング』が比較対象になるかも。
MEプリーストも支援プリーストも育てている人なら、費用対効果にも優れた素晴らしいアクセサリになると思います(笑)。

『ディバインクロス』については、武器の『ディバインクロス』を参照して下さい。


【ディアボロスリング】
最大HP/最大SP+100。ヒール回復量+5%。スロット付き。(※魔王モロクへの火力増加オプションは、事情により無視。)
SP補強アクセサリとして非常に優秀な最大SP+100の補正と、さらにヒール回復量の強化が出来て、カードまで挿せる強力な逸品。

『+5治癒の杖』の効果が7%であることを思えば、『ディアボロスリング』のヒール回復量+5%がどれだけ優秀か実感できるはず。
総じて優秀な効果をもつアクセサリだけれど……反対に“これでしか補えない”という要素に欠くアクセサリでもあるので、
数十Mのzenyを出して購入するのは、ちょっぴり躊躇ってしまったり……。

とはいえ、少なくとも現在(2008/09/19)のChaos相場(20M近辺)くらいであれば、充分費用対効果に優れた装備品だと思います。
SPが少なめのスキル攻撃職や阿修羅モンクさんなど、支援の他にも『ディアボロスリング』を活用できるキャラが居ると◎。
とにかく万能性が売りのアクセサリだと思うので、購入するなら複数のキャラで使いまわせる環境を作りたいですね。


【コンチネンタルガードの印章】
最大HP+50/攻撃速度+3%。 魔王モロク討伐クエストの報酬で『TheSign』と同じトレード不可アクセサリです。スロット付き。
支援とは関係の薄そうなAspd強化アクセサリですが、『Dex型Agi支援』のようにAspdが高くなる傾向にある支援にとっては、
意外な使い道がありそう。 Aspdが関係するスキル系カード(ハイディング/石投げ/インベナム)とは、相性が良さそうです。

……わたしはAgi支援の高Aspdに甘えてスピードポーションを服用しない派なので、今後これでアクセサリを作るのであれば、
きちんとスピードポーションを使っていこうと思っています(笑)。 スピードポーションのAspd+10%は、こう考えると凄いですよね。


【ルーン文字の呪文石】
最大SP+50/詠唱時間-1%。 魔王モロク討伐クエストの報酬で『TheSign』と同じトレード不可アクセサリです。スロット付き。
能力的には『クリップ』の上位互換となるアクセサリで、入手難度も(金銭的には)難しいものではないので、汎用性に優れます。

ただしトレード不可なので、当然露店で売る/買うなどは出来ませんし、クリップのように何種類も用意するのは困難。
後方支援特化で『ゼロムc』などを挿せばいいのかもしれないけれど……それなら従来通り『sグローブ』に挿しても良さそうですし、
とにかく地味さが目立ってしまうかわいそうなアクセサリですよね(笑)。 安価でSP補強できるのが一番の利点でしょうか。



≪兜/頭装備≫


【ミストレスの王冠】
Def0。Int+2/MSP+100の効果をもちながら、最近はだいぶ値下がりしているお買い得な頭装備です。
Defが無いのが玉に瑕ですが、それ以外のところは本当に効果的です。
Intのある一般的な支援プリーストさんにはあまり縁のないSP補強装備も、ステータスポイントに換算して計算してみると、
他のステータス補正装備よりも効果的な場合が多く、低Intの『Dex型Agi支援』には嬉しいお話です。


【ピアレス兜】
マルデュークc挿。『沈黙』を100%無効化する効果をもっています。
状態異常防止の兜cは他にもありますが、使用狩場の多さと便利さから特別に取り上げています。

沈黙はスキルを使えなくする、プリーストには致命的な状態異常で、また仕掛けてくるモンスターも数が豊富です。
治療も緑pや万能薬、最低でも重量7の回復剤を使わないといけないので、とっても面倒です。
フレイヤ神殿聖域のアイシラのように、叩けば何度でもLDを掛けてくるモンスターが居る狩場では必須です。

反対にゲフェニアやタナトス上層のように、沈黙をしかけてくるモンスターが一部に紛れている場合は、
頭装備をその時だけ『ピアレス兜』に付け替えることで、回復剤を節約することができます。


【とんがり帽子(青)】
Def1。Agi+2/Flee+5。ステータス補正系の頭装備では、飛びぬけて大きな効果を持っています。
基本的に95%回避を目指さない『Dex型Agi支援』にとって、Fleeが飽和状態になることは珍しく、
特に装備しなくてはいけないもの(=フレイヤ神殿聖域でのピアレスなど)がない限り、極めて有効な頭装備です。
唯一の欠点は過剰精錬の難しさと基本Defの低さですが、それを補ってあまりある性能があると思います。
特に『KE-Asm』によるトレインが難しい狩場(古城2F/etc)や、QMを用いた単体処理(オーディン/トール)では期待大です。


【s1聖職者の帽子】
Def5。Mdef+3。何の捻りもないけれど、極めて優秀なDef装備です。『重量10』という軽さも魅力的。
過去の某くじの影響で値段もお手ごろとなり、過剰精錬品も安く手にはいるので、費用対効果にも汎用性にも優れるはずです。
近頃のアップデートでは、特殊効果が目を惹くばかりの頭装備が多いけれど……こうした純粋なDef/Mdefというのは極めて重要で、
場合によっては上記にあげた『青とんがり』よりも素晴らしい頭装備になる可能性も。 Defを軽視しない意味を込めての記載です。


【ウルキャップ】
Def3。Dex+2/Agi+1。スロット付き。
MVPBoss『アトロス』のドロップ品なので現在高価ですが、その生息数からだんだんと値下がり傾向にあります。
ぴったりのステータス補正&そこそこのDefに加えてスロットもあるので、ブルーオシドスcなどを挿すとかなり効果的です。
優秀なセット効果『素Dex70↑/オーディンの祝福とセットで、SP消費10%カット』も見逃せないところで、
『オーディンの祝福』の重量問題さえ解決すれば、『Dex型Agi支援』のSP問題を大幅に改善してくれることでしょう。


◆稿のおわりに。


最後に補足しておくと、この稿はまだまだ未完成です。
上に挙げた以外にも役に立ってくれる装備はたくさんありますし、細かな環境の違いで使える装備も変わってくると思います。

『魔王モロク』パッチに対応しました。(2008/09/26)
新装備に関してはまだまだ不完全な考察も多いと思うので、これからも後ろでこそこそ更新していこうと思っています(笑)。
それにしても……最近は本当、優秀な装備が増えましたね。 今まで以上に、特殊効果と過剰精錬のせめぎあいになりそうです。

『Dex型Agi支援』は、装備の相性に恵まれたステータスです。
だからこそ、装備の選択は個人個人のプレイスタイルや得意なこと、細かなステータスによって変わってきます。

敢えて言ってしまうと、この稿はあくまで“わたしの装備選択”です。
しっかり計算して、自分に1番似合う装備を探すのは凄くたのしい事なので、みなさんもぜひ自分の装備探しをしてみてくださいね。

ベインスパッチ実装時の装備考察は、こちらです。




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